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dog's life

ある動物病院の先生が書いたコラムがいいので、
それはそれは本当に素晴らしいので、訳してここに載せます。


ある日、癌で様態が悪くなった10才のアイリッシュウルフハウンド、
ベルカーを診に、オーナー家族のロン、奥さんのリサ、そして彼らの息子の
シェーンの家に行きました。
彼らはベルカーをとても愛していたので、奇跡がおこることを願っていたけれど
もうこれ以上は治療のしようがない状態でした。
話し合った結果、苦しむベルカーを楽にさせてあげることになったのです。
夫妻は、これは大事なことだし、このことから学ぶこともあるだろう、
とシェーンもその場に立ち会うことを決めました。
次の日、彼らの家でベルカーは家族3人の腕の中で静かに眠りにつきました。
シェーンがこの状況をどのくらい理解しているのかはわからないけれど、
彼はとても落ち着いているようでした。
私と夫妻は、人間に比べて犬の命の短いことの悲しさを話していました。
すると、シェーンが 
”僕、なんでか知ってるよ”
と言うのです。
”人は、どうしたらいい人生を歩めるかを学ぶために産まれるんだ。
みんなを愛し、みんなにナイスにできるようにね。
でも犬はもうそういうことを最初から全部わかってるんだ。だから長くステイしないんだ。”
この6才の少年の説明は、私が今まで聞いたどんなものより癒されるものでした。
そして気がつかされたのです。

Live simply.
Love generously.
Care deeply.
Speak kindly.

もし犬が人生の先生だったら、私たちはこういうことを学ぶでしょう。
愛する人が帰ってきたら喜んでかけより迎える。
ジョイライドのチャンスを絶対に見逃さない。
新鮮な空気や風を顔に受けるピュアな幸せを喜ぶ。
お昼寝をする。
起きる前にストレッチをする。
毎日走り回ったり、ふざけたり、ジャンプしたりする。
アテンションを喜び、スキンシップを受け入れる。
軽く唸れば済む時に噛みつかない。
暖かい日は草っぱらに寝っ転がって休憩。
暑い日は水を沢山飲んで日陰に居る。
ハッピーな時は体中で喜びを示す。
ただ長いだけの散歩を喜ぶ。
食べることを心から喜び、十分食べたらごちそうさま。
自分に忠実に、自分にウソをつかない。
自分の欲しい物が埋まっていたら、見つかるまで掘る。
もし誰かが悲しんでいたら、何も言わずにただそばに寄り添う。
日々をありがたく送る。
毎日の全てを楽しむ。



とてもシンプルで大事なことだけど、忘れがちなことばかり。

家の先生たち。
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by maivenice | 2008-03-05 15:54 | Pet


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