私は仕事がらよく日本の芸能人さんに会います。
しかし私はベニスに住んで早20年、日本にもあまり帰らない。
ゆえによっぽどのベテランさん以外はほとんど知らない場合があります。
名前は聞いたことあるけどどんな人なのか、どんな歌を歌っているのか全く知らないという事ばかり。
その方が仕事しやすいということもあるのだな。
変に緊張しないし、舞い上がることもない。ミーハー心は一切無しだ。
でもやっぱりそれはまずいなぁと考えさせられた事件も多々ある。
本当に沢山あるんだけど、一番恥ずかしかったエピソードをご紹介。
6、7年くらい前かなぁ、超人気(らしい)の男2人組の仕事をしたときのこと。
彼らは2人組なのだが私の頭の中では勝手に5,6人のロックグループとはげしく勘違い。
初日、顔合わせを兼ねたミーティングをした。
先ず自己紹介「初めまして。どうぞよろしくお願いします」とかなんとか言った。
そしてマネージャーが2人をそれぞれ紹介した。
「ギターのOOさん、ボーカルのOOさんです。」
私「よろしくお願いします。あれ?今日は他のメンバーの方達はいらっしゃらないのですか?」
彼ら「え???」
私「あの他のバンドのメンバーの方達は…?」
彼ら「あれ?君さぁ、もしかして俺たちの事知らないの?」
正直者の私「ごめんなさい、知りません」
彼ら「え〜〜〜!?俺たち、日本でファンクラブ会員ナンバー1だぜぇ。」
私「あ、そうなんですか…。すみません、5,6人のバンドかと思ってたので…。」
彼ら「。。。。。」
という事がありました。
まぁ、その後仕事はとても順調に行き、彼らとも仲良くなって笑い話にしてもらいましたけど。
でもその時はとても反省したのですね。
なのでそれからは仕事が入ったらそのクライアントのリサーチをある程度はしておくようにしております。
日本のニュースは毎日ネットでチェックしてますよ。
毎回誰かが締め上げられているというのが日本のニュースの特徴ですな。
この間までは相撲の兄弟、今度はテレビのアナウンサー。
やった事の善し悪しは別として、みんなでよってたかる感に寒気。
こういう事は知らなくてもいいかなぁ。
私がこれを書いている横でKanoaは塗り絵。
名前、必ず日本語とローマ字両方で書く。